ものづくりの労働生産性向上


労働生産性が上がらない問題点

  • 作業者の方のスキルや稼働で生産量が決まってしまい、急な増産は残業で凌いでいませんか?
  • 生産設備が労働者の勤務体制に依存している。
    国内:人は8時間、機械も8時間 欧米:人は8時間、機械は24時間
    一般に下表に示すように、欧米と比較して我が国の生産性は3割程低いといわれています。
指標 日本  アメリカ ドイツ
 労働時間(時間) 1,680  1,786

1,363

一人当たりGDP(US$) 40,146 63,416

45,733

一人・時間当たりGDP(US$) 23.9 35.5

33.6

労働生産性(日本を1) 1 1.48

1.41

  • 生産そのものが熟練作業者のスキルに依存している(暗黙知作業)


労働生産性を向上させる課題

  • 生産設備の稼働と作業者の稼働を切り離す⇒無人化
  • 作業者のスキルに依存しない生産工程の確立⇒自働化
  • 生産設備の生産能力向上⇒高速化


今すぐ取り掛かれる工程改善

  • 無人化:お昼休み1時間、残業2時間を無人稼働⇒外段取り化
  • 自働化:熟練作業のマニュアル化・文書化⇒標準化
  • 高速化:最適加工条件抽出・最新工具や切削油採用⇒最新加工研究・産学連携